今年のお月見は、9月25日です

今年の中秋の名月は、9月25日の金曜日。国立天文台が発表しています。
お月見といえばお団子とすすきですが、地方によっては「芋名月」とも呼ばれるのをご存じでしたか。ちょうどこの時期に収穫される里芋をお供えすることから、そう呼ばれるようになったのだそうです。
里芋がお店に並びはじめるのも、まさに今。お月見に合わせて、ひとつ手に取ってみませんか。

ここだけの豆知識
里芋は、家族で増えていきます
里芋は土の中で、まんなかの「親芋」のまわりに「子芋」がつき、その子芋にさらに「孫芋」がつく、という増え方をします。
だから昔から、子孫繁栄を表す縁起のよい食べ物とされてきました。地方によってはお正月のお雑煮にも入りますし、お月見にお供えするのも、この縁起のよさと収穫の感謝が重なってのことなんですね。
わたしたちが普段食べているのは、たいてい子芋と孫芋のほうです。

手がかゆくなる、あの正体
里芋の皮をむいていると手がかゆくなること、ありませんか。あれは気のせいでも、かぶれでもないんです。
原因は「シュウ酸カルシウム」という成分。目に見えないほど小さな、針のような結晶になっていて、これが皮膚に刺さることでかゆみを感じます。皮の近くにとくに多く含まれているのだそうです。
でもこの結晶、酸に弱いという性質があります。ですから手にお酢をつけてから皮をむくと、かゆみを防げるんですよ。加熱でも分解されます。
正体がわかると、ちょっと対処しやすくなるでしょう。
賢い選び方
見るところは3つです。
土と湿り気
土がついたままで、しっとりしているもの。乾いてしまうと水分が抜けて、食感も風味も落ちてしまいます。

形と縞模様
順調に育ったものは、丸みを帯びてふっくらとしていて、縞模様がはっきり見えます。
手ざわり
触ってみて、かたくしっかりしているもの。やわらかいものは避けてください。
もし赤い斑点が出ていたら、時間が経ったしるしです。食べても問題はありませんが、風味は落ちています。
おすすめの食べ方
煮っころがしが一番です。コツはひとつ。皮ごとゆでてから、むくこと。
たっぷりのお湯に丸ごと入れて、竹串がすっと通るまで15分ほど。それから皮をむきます。
こうすると、いいことが3つあるんです。ぬめりが外に出ないのでトロッとした食感になること。包丁を使わず手でむけること。そして、かゆくならないこと。
熱いうちのほうがつるりとむけるので、ふきんやペーパータオルを使って、やけどに気をつけながら。冷めきってしまうと、かえって大変になります。

お月見の夜に、ひと皿いかがですか。